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ジオン国防軍記念式典緊急報告書
 かねてより作戦行動中の603技術試験隊、またの名をサンライズD.I.Dの作戦の成功を祝う式典が催された。
 そこで、われわれIGLOO報道班も、長き戦いを締めくくるべく、この式典の報告書を作成することとしよう。
 式典が行われたのは、603技術試験隊の母艦であるヨーツンヘイムの格納庫であった。見慣れたほの暗いなかに赤く光る照明は、戦い終えたあとに見るとまた格別の感慨がある(いや、本当は7月20日に新宿のclub complex CODEで行われたんですよ。すいません、ウソついて。いや、この写真を見ると、ヨーツンヘイムの艦内かと思いません?)。
式典
 まずわれわれ報道班を驚かせたのは式典の司会。なんと今西艦長、いや監督自らが司会をやっておられるではないか。うーむ、「日本海軍は指揮官先頭」というコトバを思い出した。なるほど、ジオン宇宙軍も指揮官先頭なのだな。
 そしてサンライズの吉井社長や偉い人たちの訓辞をありがたくお聞きした後に、いよいよ完成したばかりの『黙示録0079』、第3話「雷鳴に魂は還る」が披露される。
 今回の主役である赤いビグ・ラング、銀のゲルググ、黄色いオッゴなど、宇宙空間に様々な色の兵器たちが飛び交う。最後の戦いに赴く603試験隊の運命やいかに!
今西監督
とまあ、詳しくはDVDを買ってご確認していただくことにして、その後には本作戦のキーパーソンとなった兵士諸君の挨拶が続く……いや、本当に続いたのだ。式典が終わるまでの残り2時間めいっぱい。われわれ報道班は、数多くの本作戦に関わった勇者たちを取材した。しかし、それはほんの一部でしかなかったのだ。

 時間というモノは実に残酷だ。3時間にもおよぶ式典のオオトリは三本締め……ではなく、ジオン軍人の心意気を現すにはやはり「ジーク・ジオン!」しかないだろう。

 こうして各員がジオン魂を確認した後、式典は終わった。そして兵士たちは住み慣れたヨーツンヘイムを離れ、夜の新宿へと上陸していった。今日はゆっくりと羽を伸ばし、戦いの疲れを癒してくれたまえ。そして、くれぐれも飲み過ぎないように。
 このとき、われわれIGLOO報道班は確信した。彼らはまた戦場に帰ってくると。いつの日か彼らがまた集う姿を、報道したいものである。

 それは3年にもおよぶ苦しくもほほえましい戦いの軌跡だった。下に簡単に記すので、彼らの戦いの一部を想像して欲しい。
 
演出助手の工藤寛顕さんと演出の松田剛吏さん、今西監督演出助手の工藤寛顕さんと演出の松田剛吏さん、今西監督

今西さんいわくこの3名が「諸悪の根源」なのだそーだ。要するにIGLOOの凝った画面作りはこの人たちのおかげというワケ。
サンライズD.I.D.スタジオのCGスタッフ代表サンライズD.I.D.スタジオのCGスタッフ代表、井上喜一郎さん、村上佳代子さん、五百川健さん

「3時間分の映像を2年半で作ってそれぞれの技術が底上げされました」(五百川さん)
「今後につながる仕事でしたね」(村上さん)
「ガンダムがやりたくてサンライズに来てたので嬉しいです」(井上さん)
アトリエ・ビトルの佐藤雄三さん、CGスーパーバイザーの小畑正好さんアトリエ・ビトルの佐藤雄三さん、CGスーパーバイザーの小畑正好さん

「D.I.D.と仕事をして8年、その1/3をかけた作品。お客様の厄介ごとにはなれておりますが、厄介でした(笑)。是非次は白いモビルスーツの秘録を!」(小畑さん)
「楽なスケジュールでなく大変でしたが、みんなの力もつきました。いくら徹夜しても今西さんの「いいんじゃないですか」松田さんの「OKです」を聞けるのが嬉しかったですね」(佐藤さん)
声優チーム
ザビエル役の高橋美佳子さん、副長役の松本大さん、ワシヤ役の福山潤さん、キャディラック役の長沢美樹さん、マイ役の石川英郎さん、音響監督の藤野貞義さん。
声優チーム
6本だけどこんなに進化した作品は初めて」(藤野さん)
「MSに乗れない主役。6話でビグ・ラングにのれて感無量ですね」(石川さん)
「自信を持って勧めたい作品です。この作品で「星一号」は「干し苺」ではないとわかりました(笑)」(長沢さん)
「ワシヤは自分の兄にそっくりなんです! だからキャスティングされたワケはないのですが(笑)」(福山さん)
「ガンダム作品ではターンAガンダム、SDガンダムの「ドムドム」などで、やっと人間の役でした(笑)。飯塚艦長との絡みが多くて緊張しました」(松本さん)
「ザビエルという名前なので、男かと思ったら、大人の女性でした」(高橋さん)
デザインワークスチーム
柳瀬敬之さん、山根公利さん、荒牧伸志さん、藤岡建機さん、設定考証の永瀬唯さん、出渕裕さん
デザインワークスチーム
「今西さんとはガリアンからの付き合いで、今回は監督の相談役に徹しました」(出渕さん)
↑「ヅダからビグ・ラングまでいいとこどりじゃない(笑)!」(今西監督)
「設定考証をしたんですが”大気圏からのさかおとしできますか?”などという注文で大変でした」(永瀬さん)
「オッゴのデザインをさせていただきました。憧れの方々と仕事ができて勉強になりました」(藤岡さん)
「毎回格納庫が変わるヨーツンヘイムを楽しくしつこくやりました。キャラもCGで少し心配したけれどすばらしい! 自分の作品のスタッフにも「観ろ」と言っています」(荒牧さん)
「ヨルムンガンド、ゼーゴックをやらせていただきました」(山根さん)
↑「最先端のSEEDとIGLOOを同時に担当していますが、戦車を描かせれば天下一品!」(今西監督)
「ヒルドルブ描きたかったの?」(出渕さん)
「いいえ、めっそうもない(笑)」(山根さん)
「コミック版の設定を担当しました。ヅダのプラモデルのライフルが柳瀬デザインでうれしかったです」(柳瀬さん)。
デザインワークスチーム 「銭金でなく今西の趣味に付き合って、趣味に走るのが力だと思った。楽しいと思ったものが力になる。苦労したとしても」(出渕さん)
徳光康之徳光康之(漫画家、ジオニスト)

「僕の観たかったジオン! 最終回はジオンが勝つのが観たかった! ジーク・ジオン」
音楽チーム
主題歌を担当したTajaさん、佐々木史朗さん、音楽を担当した大橋恵さん、ビクターエンタテインメントの野崎圭一プロデューサー
音楽チーム
「今西さんとお仕事するのは初めてで、「決して売れる音楽を作らないで」と言われビクターをつぶすの?と思いましたね(笑)」(野崎さん)
「私は楽しんでみていまして、大橋さん、Tajaさんにがんばっていただきました。『外人が日本語しゃべってる!?』というのがいいですね(笑)」(佐々木さん)
「この作品が始めて一人で一作品全部やった作品で、初めての私がこんな素晴らしい作品に関われてうれしかったです」(大橋さん)
「松戸に観に行って、見ていて一番感動して泣いていたのは自分ではないかと…。この曲は長く歌える歌です」(Tajaさん)
TajaそしてTajaのスペシャルライブ!

一年戦争秘録の“時空のたもと”、黙示録0079の“夢轍〜ユメワダチ〜”二曲の弾き語り。
「黙示録の主題歌を作るときに、脚本を渡されて涙が止まらなくなりました。モニクの弟の曲にしようと作ったが、今日の皆さんの話を聞いて、この作品に関わった戦士の皆さんの歌と思います」
バンダイビジュアル
仲吉治人さん、桑園裕子さん、久保聡プロデューサー
バンダイビジュアル
久保「仲吉はついさっき五反田PCLでのオーサリング作業からこの会場に駆けつけました。制作中の印象は、大きな今西さんと井上さんとだとセントバーナードとコリー犬で小さな会議室だと狭かったことですかね(笑)」(久保さん)
「バンダイビジュアルは、これからが戦闘で、実はまだ打ち上げている場合ではないんですが(笑)」(桑園さん)
「現在オーサリング作業中です。こんな濃ゆい作品に関わったのは初めてですね」(仲吉さん)
 
『ジーク・ジオン』三唱!

↑IGLOOのメイン・テーマを頭の中で流して見るとより効果的です。
 


(C)SOTSU AGENCY / SUNRISE