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打ち上げレポート

Interview

声優:石川英郎氏x長沢美樹氏
石川英郎氏x長沢美樹氏今回のスタッフ・インタビューでは、満を持して主演声優が登場! オリヴァー・マイ役:石川英郎さんと、モニク・キャディラック役:長沢美樹さんのお二人だ。しかも今回は、出来たてホヤホヤの『黙示録0079』第1話、『ジャブロー上空に海原を見た』を初鑑賞していただき、その直後にインタビューをスタート。作品のクオリティに盛り上がりまくりなハイ・テンションを引きずったせいか、作品の結末予測から歴代ガンダム声優への宣戦布告(?)まで飛び出して……。衝撃発言満載の特別対談、どこまでマジかは読んでの判断にお任せだ!

マイもキャディラックも一味違う
『IGLOO』新章第1話

-------早速ですが、まずはご覧になっていかがでしたか?
石川:相変わらず、見終わったあとに切なさが残りますねぇ。
長沢:毎回そうですけど、ゲスト主役が切ない人なんですよ。母性本能をくすぐるって言うか、「私が側にいたらわかってあげられるのにー!」って(笑)。
-------今回のヴェルナー・ホルバイン少尉は、年齢や階級もマイやキャディラック、ワシヤより下ですね。
石川:まあ、ワシヤは全然敬われてないですけど(笑)。マイも中尉だから本当は結構偉いんですが、人が良くて技術に関することしか知らないから、あまり偉く感じないじゃないですか。それがとくに今回は、ちょっと背伸びしてるところが可愛いですよね。キャディラックは、いっつも怒ってますけど。
長沢:艦長に「ウチの犬に似てる」って言われるぐらい、キャンキャン吼えてて。でもね、これでも無理してるんですよ! ホントはいい子なんです。
石川:いわゆる、最近流行の「ツンデレ」系?(※「普段はツンツンしているくせに、二人きりだとデレデレ甘えてくる女の子」という意味)
長沢:そうですよ! 今回だって、マイをお酒に誘うシーンもあったのにさ。簡単に断りやがって!(笑)
-------通算4作目ともなると、作品のカラーやムードにはすっかり親しんでおられるようですね。
石川英郎氏石川:仕事抜きでも、普通に入り込んで観ちゃってますからね。絵もキレイだし、ガンダム世代にはタマらんですから。
長沢:私も元々『ガンダム』の大ファンで、小さい頃はアムロのお嫁さんになりたかったんですよ(笑)。なのに今回はジオン側だから、最初は「敵じゃん!」って、ちょっと悲しかったんです。それが今は、普通にジオン軍に肩入れしちゃってますからね。
石川:そうそう! コア・ブースターが出てきたとき、「敵機か!」っていうセリフがあったじゃない? それ聞いて「あ、そうか。そう言えば敵機なんだよな」って思ったもん。
長沢:『一年戦争秘録』の2話なんか、連邦の人の顔にすごい傷があって、人相悪すぎだし(笑)。あの可愛いボールが凶暴に見えたのも、この作品が初めてですよ。
石川:いままでガンダム作品の多くはナイーブな少年少女の物語だったけど、それとは明らかに趣が違うというか。言ってしまえば地味な作品なんだけど、やればやるほどそこに惚れ込んでるような状態です。まあ、一応マイだって大学出たてだから、若者には違いないんだけど。
長沢:でも、シャアだって一年戦争の時に19歳でしょ?
石川:え? じゃあ俺、シャアより年上やん!
長沢:池田さん(※シャア役・池田秀一さん)より年上だー!
石川:いや、キャストはまた話が別だから!(笑)

ガンダムに乗れない主人公の
魂の叫びを聞け!

-------では通算4話を演じてみて、印象に残ったシーンというと?
長沢:私はやっぱり、ヅダに乗って出撃するシーン。部下だけ行かせるのかと思ったら「パイロットは私だ!」って言うのが、すごくカッコよかったですね。あと、スタジオで「すげえ台詞だなぁ」って言われたのが、同じ回で敵を倒すときの「ウジ虫!」って台詞(笑)。確かにひどいんですけど、彼女の立場ではそういう気持ちになるのかもしれないんですけど、演じていて少し複雑な気持ちでしたね。キャディラックはそういう印象に残る台詞が、毎回あるんですよね。
-------今回はいかがです?
長沢美樹氏長沢:毒舌系じゃないですけど、ホルバインを探してるマイの背中に「海兵は見なかったぞ・・・・」って呟くのが、大人の女性っぽくて好きです。やっぱマイはああいう魅力に気付かなくっちゃダメですよ!(笑)
石川:いや、たぶん気付いてると思うよ? 少なくとも最初の頃よりは、恋愛パラメーター上がってるし。
長沢:お酒、断ったじゃないですか!
石川:そればっかりは俺に言われても(笑)。
長沢:だいたい10ヶ月以上もこの距離感だったら、フツウ付き合いますって。
石川:そう? ワシヤと付き合うかもしれないじゃない。
長沢:あ、そうか! 男は引く手あまたなんだ。誰にしようかなぁ。
石川:いやまあ、男のほうは引いてるかもしんないけど(笑)。
-------マイ的にはいかがです?
石川:毎回のゲスト主役と絡むシーンは、どれも好きですね。今回もホルバインと、静かに語り合うシーンがあったし。あと地味に好きなのが、本部長とのシーン。お互い何を言っても言われても、命令や事態は一向に改善されなくて。サラリーマンの方とかは、すごく共感できるんじゃないかな。
-------実際あのシーンを観て「社会に出るってこういうコトなんですね」って言ってた学生さんもいらっしゃるそうですよ。「自分のやりたいコトだけやれるワケじゃないんだな」って。
石川:そのぶん報告書には、微妙に嫌味とか皮肉が効いててね。精一杯オブラートにくるんではいるんだけど、必死に訴えてもいる。やはり深いですよ、本部絡みは。まあ、ほかに活躍するシーンがないっていうのもあるんですけど(笑)。
長沢:と言うか、戦ってないですよね。
石川:一回コムサイの隣に乗ったよ!(※『一年戦争秘録』2話)
長沢:結果的にはソンネン少佐に助けてもらったじゃないですか。
石川:中田譲治さん(※同話に登場する顔に傷がある連邦軍中佐、フェデリコ・ツァリーノ役)の魔の手が迫ってたからなぁ(笑)。でもね、いまはもう「ここまで来たらMSに乗らなくてもいいかな?」っていう気持ちです。乗れるんだったら、3話ぐらいで乗せてもらってると思うし。
長沢:まあ実際、私は乗りましたけどね♪ ヅダのプラモデルが出てないのは悲しいけど。
-------あ、それに関しては、バンダイさんの作戦本部から打電がありましたよ。遂に1/144スケールのHGUCシリーズで、発売が決定したそうです!
長沢:ええっ!? ホントですか? やったー!
石川:コレだよ!(笑)福山潤(※ワシヤ役)もさ、「イェーイ! 俺はヅダ乗ったもんねー!」とか言いやがるし。
長沢:あ、でも私も、関くん(※声優の関智一さん)には「まあ俺は、ガンダムに何機も乗ってるからね!」とか、毎度のように自慢される! 一年戦争を戦ってないあの男に!
石川:殺せ!(笑)と言うか、関には5話か6話でゲスト主役で一年戦争に初参戦してもらって、序盤のうちにとっとと死んでもらおう!
長沢:だったらこの際、歴代のガンダムで主役を演った方を全員呼んじゃいましょう!
石川:そうだ!殺れ!!……って、そのまえにこんなコト言ってると、俺がそれぞれのファンに俺が殺されそうだけどね(笑)。

衝撃! ソンネンとキャディラックの
秘められた過去(あくまで想像)

-------え、えーと。なんか話が危険な方向をに向かい始めたので(笑)、ここらでちょっと、ご自分のキャラクター以外でのお気に入りなんか、お話し願えます?
長沢:私はまず、何と言ってもプロホノウ艦長!
石川:うん、艦長はイイよね。あの朴訥さが。
長沢:あとはやっぱり、ソンネン少佐ですね。ああいうイジけたタイプ、大好きなんです。お家では意外とコドモで、女性に甘えるタイプですよ、あの人は(笑)。たぶんキャディラックも、彼とは過去に絶対なんかあったと思うし。あの視線の外しかたは「尊敬してたってだけじゃなくなぁ〜い?」って(笑)。
石川:あ、それは俺も思った! 完全に「元」って感じだったよね。
長沢:少なくとも1回は、なんかあったでしょ?
石川:それはちょっと……アレな発言だね(笑)。
長沢:「なんか」がなんなのかは、一言も言ってませんからー♪
-------え……ええと、その、アレです(汗)、マイ的にはいかがですか?
石川:男として惚れるのは、デュバル少佐ですね。身近にいても、すごく尊敬できそう。
長沢:私もいまだに思うんですよ。「デュバルはあのあと引き返せばよかったのに」って。減速すれば間に合ったかもしれないじゃない? ホントにエンジンカットして欲しかった。死にたかったのかもしれないし、きっと満足だったとは思うんですけど……。
石川:やっぱり『IGLOO』は、そういう切ない物語の集まりなんだよね。戦争の大勢になんの影響もないところにも、ドラマはあるっていうか。
長沢:確かにゲストキャラクターは、無駄死にを重ねてる感も否めないですけど、でもそういう地味な人たちがいるからこそ、戦いも成り立っているわけですしね。

大胆予想! 
あの人は、生き延びることができるか?

石川:でもさ、その一年戦争もア・バオア・クーで終わりだから、もうあとちょっとでしょ?
長沢:そうそう。だからマイやキャディラック的には、終戦まで生き残れるかどうかが最大の問題なわけですよ!(笑)
石川:ま、ワシヤは放っておいても死ぬからイイとして(爆笑)。
長沢:艦長も危ないかな? 「私は船に残るがお前たちは降りろ!」みたいな。そうなったら悲しいなぁ。
石川:あるいは、全員死ぬパターンとか。
長沢:えー!?
石川:だって、ここまで切ない展開で来てだよ、最後がいきなり明るいってのはナシでしょ? ひょっとしたら、最後の報告書を書いてるところに流れ弾一発で轟沈とかかも。「宇宙世紀0079……」バーン! みたいな(笑)。
-------やはり声優の皆さんも、そこはかなり気にしてらっしゃるんですね。
石川:なにしろ結末を一切聞いてないですからね。生き死に以外でも、あと2話で「マイとキャデラックの関係がどうなるのか?」とか。
長沢:私はさっきも言ったように、普通に恋愛感情は出てくると思いますけどね。一緒に生死の境をくぐっていれば、結びつきも強くなるし。
石川:いままで散々キャンキャン言ってたのが、一転して甘えた「クゥ〜ン」になるんだったら、それはそれで楽しみだよね!(笑)。
長沢:いいですねぇ。そういう「クゥ〜ン」な面、私も見てみたいです。
石川:外国の映画でもさ、物凄い勢いで敵に追いかけられてるのに「なんでお前らそこでチューしてんの?」っていうの、あるじゃない?(笑)。でも人間って、究極のところまで追い詰められたら最後に出るのは性欲だって言うしね。
長沢:へェ〜。じゃあ、最終話はそんなお話になるワケだ。
石川:それはちょっと……アレな発言だね。
長沢:石川さんが言ったんじゃないですか!(笑)
石川:まあ男女の愛だけじゃなく、同志愛っていうのもあるしさ。どうなるかは、ホントにわからないけど。一年戦争の終結が、イコール彼らのドラマの終わりを意味するとも限らないし。
長沢:そうですね。それに、マイやキャディラックだって自分の運命は知らないまま戦ってるわけだから、私たちも結末は知らなくていいのかもしれない。気にはなるけど、台本が来るまではドキドキしてます(笑)。
-------なるほど。では、最後にファンの方へのメッセージと、今後のご活動の予定をお聞かせください。
石川:『IGLOO』は完全に人間ドラマが主体で、「萌え」と言うより「燃え」な作品だと思うんです。もう、観終わったら燃えカスしか残らないような(笑)。ですからファンの皆さんにも、一年戦争という大きな舞台の影で「こんなドラマがあったのか!」という風に、熱く楽しんでいただければ幸いです。
個人的な活動としては、声優仲間の森久保祥太郎たちと一緒に「AN's ALL STARS」というバンドで音楽活動も展開しています。今は目立った動きは無いですが、今年中にはまたライヴをはじめ面白いことを発表できると思いますんで、こちらもお楽しみに!『IGLOO』の挿入歌とかも、オファーくだされば切な〜く歌いますよ!(笑)
長沢:『IGLOO』は、観た友人知人がみんな「すごく面白い!」とか「どこで売ってるの?」って言ってくるほど、クオリティの高い作品です。待望のレンタルも解禁になったことですし、たくさんの方に見て欲しいですね。そしてハマって下さった暁にはですね、「黙示録0079」の2話3話でキャディラックが生き残れるように(笑)、何卒皆さんのほうからも「殺さないでくれ!」というお声を寄せて頂ければ幸いです! 応援よろしくおねがいします。
個人の活動としては、所属劇団「ヘロヘロQカムパニー」の舞台「愛妻家」に出演します。6月28日(水)〜7月2日(日)まで、下落合の「俳協TACCS1179」での上演で、チケットは5月28日から発売です。劇団のHPでも先行販売しますので、ふるってお越しください!
-------おふたりとも、本日はどうもありがとうございました。




石川英郎ホームページ
個人の情報の他にも、「AN'S ALL STARS」のライブ情報も掲載。
http://www.oh-koku.com/

長沢美樹所属事務所アトミックモンキー公式ホームページ
http://www.atomicmonkey.jp

ヘロヘロQカムパニー公式サイト
長沢美樹公演情報を掲載
http://www.herohero-q.com/


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